• 中学3年生
  • 前期中間テスト

受動態

受動態は、「be動詞 + 過去分詞」の形で、「~される」と表す文法です。主に主語が物になる場合などで用いられます。初めて出てくる過去分詞をきちんと覚えることと、日本語訳を確実にとることがカギとなります。

受動態と能動態

能動態は、これまで習ってきた「~します」という、自らが行うことを表す文です。受動態は、「~される」という、小学校で習った「れる・られる」を表す文となります。

過去分詞

名前に過去とつくものの、時制とは無関係の単語です。主に、「~される」という意味を持ちます。過去形と同じ形の場合もあれば、過去形とは異なる形の場合もあるため、個別に覚える必要があります。

受動態の訳

「~される」と訳し、時制や皇帝・否定・疑問の区別はbe動詞で判断します。日本語訳が作れるようになると、英作文が容易にできます。

受動態を用いた熟語

「be interested in:~に興味がある」などのように、最後に前置詞を含めた熟語として、入試にも頻出となります。まとめて身につけましょう。

次の動詞の過去分詞形を答えなさい。

like

liked:好かれる

play

played:(楽器などを)弾かれる

write

written:書かれる

read

read:読まれる ※読み方は(レッド)

speak

spoken:話される

次の日本語を、指示に従って《  》内の言葉で始まる受動態の日本語になおしなさい。

私は英語を勉強する。《「英語」を主語に》

英語は私に勉強される。(時制は現在) 勉強する→勉強される、となおします

あなたは昨日手紙を書いた。《「手紙」を主語に》

手紙は昨日あなたに書かれた。(時制は過去) 書いた→書かれた、となおします

彼は朝食を食べない。《「朝食」を主語に》

朝食は彼に食べられない。(時制は現在) 食べない→食べられない、となおします

ジェーンは新聞を読みましたか。《「新聞」を主語に》

新聞はジェーンに読まれましたか。(時制は過去) 読みましたか→読まれましたか、となおします

次の日本語と同じ意味になるように、〔  〕に適語を入れなさい。

英語は私に勉強される。
English〔  〕〔  〕by me.

is / spoken 「be動詞 + 過去分詞」で受動態を表します

手紙は昨日あなたに書かれた。
A letter〔  〕〔  〕by you.

was / written 時制はbe動詞で調整します

朝食は彼に食べられない。
breakfast〔  〕〔  〕〔  〕by him.

is / not / eaten 「by + 目的格」で「〇〇によって」を表します

新聞はジェーンに読まれましたか。
〔  〕a newspaper〔  〕〔  〕her?

Was / read / by 疑問文はbe動詞で始めます

不定詞特別用法

不定詞の特別用法は、「to不定詞 + 動詞の原形」を用いて、様々な文章を作ります。とはいえ、基本はto不定詞なので、中学2年生の単元の延長であることは間違いありません。基本事項をきちんと頭に入れて臨みましょう。

too 形容詞 + to不定詞

tooは「~すぎる」という意味なので、否定的な表現となります。後ろにto不定詞を続けることで、「…するには~すぎる」とします。
例:It is too difficult to answer.(答えるには難しすぎる)

so 形容詞 that 主語 can't 動詞

「too 形 to不定詞」の書換えで、「あまりに~なので…できない」という表現となります。that節をもちいるところがポイントです。
例:It is too difficult to answer. → It is so difficult that I can't answer it.(答えられないほど難しい)

形容詞 enough + to不定詞

enoughは「十分~」という意味で、肯定的な表現となります。形容詞の後ろに置くのがポイントです。後ろにto不定詞を続けることで、「…するには十分~」とします。
例:It is easy enough to answer.(答えるには十分易しい)

so 形容詞 that 主語 can 動詞

「形 enough to不定詞」の書換えで、「…できるほど十分~」という表現となります。that節をもちいるところがポイントです。
例:It is easy enough to answer. → It is so easy that I can answer it.(答えられるくらい易しい)

疑問詞 + to不定詞

「《疑問詞の意味》+~するべき」という訳です。
例:Please tell me what to do next.(次に何をするべきか教えてください)

tell / ask / want + 人 + to不定詞

「"人"に~するように言う(tell) / ~するように頼む(ask) / ~してほしい(want)」という訳で、人のところには目的格を置きます。
例:My mother told me to open the window.(母は私に窓を開けるよう言った)

次の英文と同じ意味になるように〔  〕に適語を入れなさい。また、日本語に訳しなさい。

He is too young to go alone.
He is〔  〕young 〔  〕he〔  〕go alone.

so / that / can't
彼は幼いので一人で行けない

He is so old that he can climb the mountain.
He is old〔  〕〔  〕〔  〕the mountain.

enough / to / climb
彼は山に登るのに十分な年齢だ

次の日本語と同じ意味になるように〔  〕に適語を入れなさい。

それをいつ始めるべきか考えなさい。
Think yourself〔  〕to〔  〕it.

when / start think yourselfで「(自分で)考えなさい」

あなたは彼にそのコンピューターの使い方を教えるべきだ.
You should teach him〔  〕〔  〕〔  〕the computer.

how / to / use how + to不定詞では「~の仕方」と訳すといいです

次の日本語と同じ意味になるように〔  〕に適語を入れなさい。

私の友人は私に今日家に来てほしかった。
My friend〔  〕〔  〕to〔  〕home today.

wanted / me / come 「~してほしい」なので、動詞wantを用います

ドアを開けるよう彼に頼みなさい。
〔  〕 him〔  〕〔  〕the door.

Ask / to / open 命令文の場合、動詞から始めます

父は私に一生懸命勉強するよう言った。
My father〔  〕 me〔  〕〔  〕hard.

told / to / study tellには「~に命令する」というニュアンスが含まれます

現在完了

現在完了は、「have + 過去分詞」で表し、「(ずっと)~している:継続」「~したことがある:経験」「(すでに)~し終えた:完了」を表します。

現在分詞の否定文・疑問文と三単現

現在分詞では、「have not(haven't) / has not(hasn't)」で否定文、「Have you ~ ? / Has she ~ ?」で疑問文を表します。また返事には、「Yes, I have(he has). / No, I haven't(he hasn't).」のようにhave / hasを用います。三単現が存在するので、注意しましょう。

Have you ever ~?の文

「今までに~したことがありますか。(経験)」を表します。

I have already ~. I haven't ~ yet.の文

それぞれ「すでに~した。(完了)」「まだ~していない。(完了)」を表します。

次の日本語と同じ意味になるように、空欄に1語ずつ適当な単語を入れなさい。

あなたはアメリカに行ったことがありますか。
〔  〕you〔  〕〔  〕to America?

Have / ever / been
「~に行ったことがある」は「have been to ~」で、gone(goの過去分詞)を用いません

彼はすでに新聞を読みました。
He〔  〕〔  〕〔  〕his homework.

has / already / done
alreadyはhave / hasの後ろに置きます

ジョンはまだ金閣寺を見たことがありません。
John〔  〕〔  〕Kinkakuji〔  〕.

hasn't / seen / yet
yetは文末に置きます