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"溶ける"を知ろう!

今回の理科実験は、"溶ける"様子を調べる実験です。溶けるというのは、非常に身近な現象ですが、どうなることなのでしょうか?実験では、あるモノを制作して、実際に溶かしてみる実験も行います。

みんなも知っている現象に迫るよ!
知らなかったことがわかるかも!!
楽しみにしてね!!

  • プラスチックのコップ(数個)
  • 中濃ソース
  • バジルソース
  • 重曹
  • 割りばし
  • 消毒用エタノール
  • クエン酸
ソース

今回は、"溶ける"を調べます。非常に身近な現象ですが、"溶ける"とは一体どんな現象なのでしょうか?まずは、3つの液体を水に溶かします。コレが最初の一枚です。一体何を溶かしたのでしょう?
…正解は、「中濃ソース」でした!溶けたというよりも、薄まったという感じですね。向こう側が見えません。これは、ソースが水には溶けないことを意味します。

酢

続いて、2つ目の液体です。さてコレは…?見たことあるような、ないような…そんな色をしています。
…正解は、「酢」でした。酢には、元々様々なものが「溶けて」います。ソースとの違いは、「向こう側が透けて見える」ことです。透けていなければ、溶けたとはいえないのです。非常に小さな粒になって、水の粒の間に隠れてしまうことを「溶けた」といいます。

バジル

最後に、3つ目の液体です。やはり、というか、何というか…向こう側が見えてませんから、これも水に溶けていません。
…正解は、「バジルソース」でした。ちょっと反則でしたか?これも酢同様に元々色々なものが溶けていますが、そこに加えて、油が多く入っているため、多くのものが溶けずに混ざっています。そのため、向こう側が見えないのです。

タンサン

実験の極めつけは、家庭でも溶かしますが、口にはしないものを手作りします。その材料の一つがコレ!スーパーなどで「ふくらし粉」などの名前で売られています。正式名は「重曹」です。水回りの汚れを落とす洗剤としても活用される優れものです。一体どのように使うのでしょうか?

クエン酸

続いて、クエン酸の登場です。クエン酸はみかんなどの柑橘類に多く含まれる、酸っぱさを感じさせる物質です。食品添加物として用いられます。爽やかな酸味を感じさせます。ただ、今回の実験では味わうというよりも、風味を感じるために使用します。

エタノール  

最後にコレを混ぜます。「消毒用エタノール」です。何を作るかわかりましたか?炭酸でシュワシュして、ちょっとした酸っぱい風味があって、消毒薬で肌に優しいもの…
…そうです。入浴剤です。最近では、非常に多くの入浴剤が市販されています。今回は、簡易的に入浴剤を作りました。

完成

材料をすべて混ぜ合わせ、ひたすらに混ぜます。混ぜているうちに、水分が飛び、ポロポロとした感触になったら出来上がりです。これをお家の浴槽に入れてみてください。シュワシュワした感触と、柑橘系の爽やかな風味によって、リラックスしながら入浴できますよ!

溶けるということが理解できたね!
入浴剤も作ってみよう!
そして、自分の肌で試してみて!

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