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イクラをつくろう!制作実験

今回の理科実験は、イクラを作る実験です。 イクラというのは、お寿司屋さんのあのおいしいイクラのことですが、今回は擬似イクラということで、味はついてません。しかし、あらあら不思議、液体からイクラができます。赤いイクラ、青いイクラ、カラフルなイクラを作って、不思議な膜について学びましょう。一応、食べられます。

イクラをつくる!?
一体どうするのかな!!
楽しみにしてね!!

  • アルギン酸ナトリウム
  • 着色料 赤・青・黄
  • 塩化カルシウム
  • スポイト
準備

このように、アルギン酸ナトリウムを水に対し5%溶かし、そこに着色料を溶かします。これがイクラの中身にあたるものです。結構濃い色に見えますが、実験が進むと美しい色に変わります。ちなみに着色料は、ムラサキイモから抽出したものです。

イクラの瞬間

スポイトで先ほどの着色液を少しずつ垂らしていきます。下の液体は、10%の濃さの塩化カルシウムです。塩化カルシウムは、除湿剤や、寒い地方では雪を融かす融雪剤として使用されます。これは飲めません。 塩化カルシウム水溶液の上に、人工イクラが浮いているのがわかりますか?最初の液体と混ざった瞬間に、アルギン酸カルシウムという薄い膜ができ、そのおかげでイクラのように見えるのです。

完成

実験の目的通り(?)、カラフルなイクラがたくさんできました。え?すでにイクラじゃないって?いいんです。これが実験の醍醐味「何でも試してみる」という結果です。たしかに見た目の問題は、否定できませんが・・・周りのしわしわのイクラは、膜がうまく作れず、中の水分が抜け出てしまったものです。真ん中のイクラはキレイに膜を作ることができました。

楽しい実験だったね。
丁寧につくることがポイントでした。
また次回も楽しみにしてね!

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