#20

光学台を作ろう!

今回の理科実験は、光学台を作ります。レンズを通った光の行方を追います!!

光がどんな風に見えるかな!
教科書にも載っているよ!!
楽しみにしてね!!

  • 虫メガネ
  • LEDライト
  • 方眼紙
  • ものさし
実験装置

LEDライトから出る光を、凸レンズを通し、スクリーンに映す実験です。
【材料】(左から)
・方眼付き厚紙
・ものさし
・虫眼鏡
・LEDライト
・洗濯ばさみ
・雑誌

倒立実像1

LEDライトのスイッチを入れると、厚紙のスクリーンに光が映りました。まずは、レンズの焦点距離を調べます。

解説1

詳しくは、中学1年生で習いますが、光がスクリーンに映る仕組みは、このようになります。光源から出た光は様々な方向へ進みますが、2本に絞って考えます。まずは、「光軸に平行な光」です。光は直進しますから、レンズの上部に届きます。その後、光が屈折し、レンズの焦点へと直進します。  
次に、「レンズの中心を通る光」です。これは、そのまま直進します。これらの光がぶつかった場所にスクリーンを立てると、上下左右が逆さまになった光が映ります。これを倒立実像といいます。

解説2

次は、レンズの焦点距離を求めます。レンズとスクリーンの間の光が、写真のように合同な図形となるよう、光の大きさを光源と同じになるよう、スクリーンの位置を調節します。すると、レンズとスクリーンとの距離の半分が、レンズの焦点距離となります。今回は、この距離を測定します。

LEDライト

LEDにつけた色から、スクリーン上の光が上下左右逆さまになっているのがわかります。

焦点距離

写真のように、大きさが等しくなり、はっきり映る場所を探したら、レンズからスクリーンまでの距離を測定します。34cmでした。ですから、焦点距離は、17cmとわかりました。

正立虚像

では、みなさんが虫眼鏡を使って見ている像は、どうなっているのでしょうか。実物より大きく見えますが、上下左右は逆さまになっていません。これは、図のように、焦点距離より内側に見たいものを近づけることで、レンズを通して大きく見える「正立虚像」を見ているのです。スクリーンには映りません。

光学台の仕組みがわかったね!
身近なもので作れます!
是非試してみよう!

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