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簡易電子レンジをつくろう!

今回の理科実験は、簡易電子レンジをつくる実験です。電子レンジは、交流電流という、1秒間に50回も進む向きの変わる電流を使っています。この特徴を使って、パンを焼く装置をつくります。

みんなもよく知っている装置をつくるよ!
原理に迫ろう!!
楽しみにしてね!!

  • アルミ板(2枚)
  • ワニ口クリップ(4つ)
  • 紙コップ(1個)
  • 導線
  • コンセントのプラグ
  • パンケーキの元
流れ

今回は、簡易電子レンジを作成します。電子レンジとは、一体どういうつくりでモノを温めているのかを、簡単に説明しました。
①電解質(電気を流す物質。今回は食塩)が溶けていること
②交流電流が流れること
以上が、今回の実験で大切な要点となっています。

カップ

この容器に、パンケーキの元を流し込み、電流を流してパンを焼きます。中をよく水洗いした500mlの紙パックを下から7㎝のところで切ります。

ケーキの元

これがパンケーキの元です。必ず食塩の溶けているものを選びます。食塩(電解質)は水に溶けることで、イオンとなり、パンケーキの元に電流を流すことができるようになります。市販のもので、成分表示に食塩の表示がない場合は、食塩をあらかじめ加えます。
また、水に溶かしたときに、ダマが残らないよう、よくかき混ぜます。水は、はしで持ち上げた時にドロッとしたたり落ちるくらいになるまで加えます。

電極

水とよく混ぜたパンケーキの元を、アルミ板を備えたカップに注ぎます。アルミ板は3㎝×10㎝の板を、端から3㎝のところで折り曲げたものを使用します。
ワニ口クリップをつけた電極をはさみ、加熱スタート。加熱中は、絶対に電極には触ってはいけません。非常に熱くなっています。また、コンセントに挿している間は、ワニ口クリップの先端にも触らないよう注意すること。感電してしまいます。

完成

10分ほど電流を流すと完成。加熱中は、少しけむりが出ます。また、焼きあがってくると、いい匂いもしてきます。プツプツと泡が出てこなくなり、見た目に液体がなくなったら焼き上がりです。
まず、プラグをコンセントから抜き、熱を冷ましてから、切り分けましょう。

切り分け

熱を冷ましたら、切り分けます、カップにへばりついているので、慎重にはがしとりましょう。シロップやチョコレートをかけて食べると、なお美味しいです。

電子レンジが作れたね!
原理もわかったかな!?
次は、自宅で試してみよう!

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