• 中学1年生
  • 後期期末テスト

ベンチ

ベンチは、ヒトラー政権下のドイツで、人々が徐々に反ユダヤの運動にまきこまれていく中で、その時代に生き、そして死んでいったユダヤ人少年フリードリヒの悲劇の日々を描いた作品です。

あらすじ

一人の少年が少女と出会い、親しくなります。ある時、二人で外出すると、少女はベンチに腰を下ろしますが、少女がいくらすすめても少年はベンチに座りません。それを見た少女は立ち上がり、ユダヤ人専用のベンチに移動し腰を下ろします。ユダヤ人である少年は、少女の行動に衝撃を受け、気が気ではありません。しかし、少女はユダヤ人と親しくなっても平気だという態度を取ります。その後、少女はいつもと変わらず少年と次のデートの約束をしますが、少年はその約束を悩んだ末にすっぽかしてしまいます。それは、ユダヤ人である自分と親しくしているのを誰かに見られたら、彼女が収容所に送られてしまう、と思った末のことでした。

物語のポイント

この物語のポイントは、ナチスによるユダヤ人迫害の悲劇と、その悲劇の中にもかかわらず、関係なくユダヤ人の少年と人としての関わりを持とうとする少女の勇気を示す点です。

物語が示すもの

この物語では、無意識のうちに今も起こる日常の悲劇の大きさと、無意識だからこそ日常にさりげなく侵入してくる人に対する差別の理不尽さを描いている点が、この物語の意図しているものであるといえるでしょう。

百人一首

百人の歌人がつくった選び抜かれた和歌を、さらに一人一首ずつ選んでつくった秀歌撰のことです。現在では、藤原定家が京都・小倉山の山荘で選んだとされる小倉百人一首が歌がるたとして広く用いられています。

対策

学校によって、百人一首大会などを開く場合もあります。大会に向けて、練習する中で覚えた歌がテストに出題されることもあるほか、予め担当の先生から出題される歌が指定されることもあります。いずれにしても、よく書く練習をし、歌の意味や背景などを頭に入れておくことが重要です。

ヴィストのサイトから

「スマホで覚える百人一首」にて、学習編ということで、1番から10首ごとに上の句・下の句を確認できます。また、百人一首大会などで、一定の文字をおさえることで確実に手札を取ることのできる「決まり字」を学べるようになっています。
「スマホで覚える百人一首」