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化学変化を解こう!

SCIENCE

理科 《中学1・2年生対象》

 化学も好き嫌いの分かれる分野だと言えます。
この分野で嫌われるのは主に二つです。今回はその二つを紹介し、見方を変えてほしいです。

これで化学変化はダイジョウブ!

【これだけおさえよう】
■化学反応式について
 例えば、酸素と水素の化学反応式を作ります。
2(酸素)とH2(水素)を反応させると、H2O(水)ができます。
これらを、O2+H2→H2Oのように表します。 その際に、個数に注目しましょう。
 矢印の左側(反応前)は、O(酸素原子)が2個、H(水素原子)が2個あります。
しかし、矢印の右側(反応後)は、Oが1個、Hが2個ということで、酸素が少ない状態です。これではいけません。
 そこで、2H2Oとして、OもHも2倍にします。 すると、右側はOが2個、Hが4個になりました。
そこで、左側は、2H2とすると、Hが4個となり、左側と右側とで数がそろいます。
 つまり、正式な反応式は、 2H2+O2→2H2O と表すわけです。
 これは、水素分子2個と酸素分子1個で、水分子2個ができることを表しています。
このように反応の前と後とで原子の個数が変わらないことを質量保存の法則といいます。

■反応式を使った比例の法則について
 入試では、先ほどの反応式に質量を加えて問題を出します。

<例題>
 水素10gを空気中の酸素と完全に反応させ水を作った時、反応に必要な酸素と反応後にできた水の質量をそれぞれ求めなさい。

 さきほどの反応式が分かれば、簡単に解けます。
2H2+O2→2H2O でしたね。
これは、各分子の最初の数字を比率として、水素:酸素:水=2:1:2であることを表しています。 ですから、ここに水素の10gを代入します。
水素:酸素:水=2:1:2=10g:X:Y とすると、酸素:X=5g 水素:Y=10g と求めることができます。

 これら二つのポイントを身につけておけば、入試でも定期テストでも簡単に対応することができます。 案外、点になりやすい分野なので、果敢に挑戦してみてください!

ポイント

2、O2のように、形の決まっているものは覚える!

矢印の前と後の記号の数を同じにする!

同じにする時、つける数字は記号の前におく!

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なるほど、よくわかった!

 

練習が必要だから、あとで解いてみよう!
ポイントがつかめれば大丈夫!

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